どっちも見せて
誰にでもあります。
弱点。
例えば、字が上手に書けない。
お習字がぜんぜん上手く書けない。
しかもいつも書けないのは同じところ。
私は跳ねるところ。
僕は払いのところ。
いや、止めるところも。
いえいえ、書き始めていく最初のところ、かな。
それは決して恥ずかしいことではありません。
でもお習字をしていて、いつもいつも同じところの書き直しを繰り返しているなら、
もうちょっとたくさん練習すると言うより、
どうしてなのかなと考えてから練習したほうがいいかもしれません。
「書けない」ことに集中しないこと。
「失敗」したことにがっかりしないこと。
そして、何をどのようにしようとしていたのか、
それをもう一度確認してみてください。
何をどのようにすれば良いのかが分かることが大事です。
ちゃんと書いたんだよ!なのに…は?なんで?って思うけど、
たぶん今まで意識していなかったところがあるんだと気付くと思います。
弱点を知ってみて、自分を知っていくことも大事です。
良い方向に変えていくためには、
自分の書く文字をお手本に近づけて書く事。
お手本から字が離れると、悪い事が起こります。
お手本に近づくほど、わくわくするはずです。
これからさらにいろいろな課題になるけれど、
そのたびにお手本を見る力も伸ばしていけたらと思います。
少しずつ上手くなっていく過程で
「ねえ!見て見て!」
妖怪ミテミテのように繰り返すかわいい生徒さんたち。
これからも見せて見せて。
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