2月号は大詰め

硬筆でも、毛筆でも、

私がしつこくフォーカスしていることがあります。

それは、夏のわたしと 冬のわたしはこんなにも違うのよ!

ぼくだって違うんだよ!ということです。


夏は、暑い熱いお習字を、と思いつつ。

冬は、暖める温めるお習字を、と思いつつ。

お習字教室で出来る最大限のこと。

それを、地味にみんなでこつこつやっています。


今月号のお稽古は、

「自由を奪うお習字」を多くの生徒さんにやっていただいています。

よく、お習字は自由に書こう、とか、お習字で心を鎮めようねと言いますが、

今回あえて「自由を奪うお習字」をすることで、

「今日はいっぱいお習字をした~っていう気持ちがすごいあります!」

「ふぅー。いつもだけど、なんかすごく達成感があった」

というような感想をいただきます。

多少の「自由にならない感」も大事だなと私は思っています。

集中してスーパー禅!な気持ちになっていただけたのではないでしょうか。


それでも常々思っているのですが、休憩する生徒さんがいないのです。

黙々と夢中で半紙に向かって書いてくれるのです。

かっこよく「受けて立つぜ」な姿勢を見せつけてくれます。

“キツすぎたりすることはない?”と 聞くことこともあるのですが、

“うん、ぜんぜん大丈夫。書けるまで頑張りたい”と言ってくれます。

まだまだ年度末に向けて、ちょっと強めのお稽古は続けてみましょう。


窮屈感に尻込みしたり、

自分自身にギブアップしそうになって、

固い扉をこじ開けるアドベンチャー感、

などなどで、楽しい感じから遠くなりがちでも

みんなが思い思いに応えてくれています。

嬉しいです。

作品が書けた時、みんなの成長が顕著にわかるのも嬉しいです。

今日から暦の上では春になりました。立春です。

春の準備をする2月号とともに、幸せな春を待ちたいですね。

待ち遠しい春。

千鳥習字教室

大田区にある、日本習字のお手本での教育書道。 大田区書き初め展・都展選出実績多数。全国の競書展・コンクール・書き初め展受賞者多数。 冬休みの宿題、書き初め・書写の特訓もしています。 誰もが楽しみながら毛筆・硬筆が上達する千鳥メソッドで、幼児さんから丁寧に指導いたします。