鉛筆の持ち方

「ああ、あの人持つと言うより握っているな~」

そんな持ち方が気になる時があります。

持ち方をよくすれば、こんなメリットがあって、

悪いとこういうデメリットがあるのになあ。

そう思って、行く先々で、持ち方についても思うことはあります。


「でも、鉛筆の持ち方を直してもらうときに、どうやって説明して、

どうやって直してもらうかって言葉を選んだり、誘導の仕方を変えたりが大変」

こんな声を保護者の方から耳にすることもあります。


お教室では、実はそんなに持ち方注意報はありません。

硬筆も、「こうは、こう!こうで、こうだとうまくなるよ!」

という指導は、受ける生徒さんも実に難しいだろうと思います。


お父さん・お母さんの言う持ち方が、なかなか実行できないし、

一度実行して書き損じたら、消さなきゃいけないし。

でも、硬筆も一度上手に書けて、一体感というか「あれのアレ」を感じたら、

お父さんの言っていたことも、

お母さんが言ってたことも、

上手な友達の言っていたことも、

本当に良くわかるようになる。


持ち方は、そういうことかもしれないですね。


私がお教室で伝えられることも、

本当に、ほんとうに少ししかないんだけど、

その少しが、みんなの日常にちょっと染み込んで、

皆さんの世界の中で、大きな変化のうねりになればと思っています。


正しい持ち方を少ししか伝えられないのは、

ずっと自分の力不足だと思っていたけど、

いろいろな視点や価値観で考えたとき、

持ち方を変えてまで苦手な硬筆をやる苦痛を倍にするくらいなら、

せめて持ち方は今更変えなくて大丈夫だから、

きれいに丁寧に書こうと言うほうに比重を置いています。

じゃなかったら、押し付けになってしまうかもしれないからね。

でも、そうは言っても言うけどね。笑


毛筆を習っています。

硬筆も習っています。

でも鉛筆は上手く持てません。

これじゃかっこ悪いでしょ。ってことだよ。

明日からでも良いんだよ。

ちょっと意識してみて。

変わっていくよ、持ち方も、字も。

千鳥習字教室

大田区にある、日本習字のお手本での教育書道。 大田区書き初め展・都展選出実績多数。全国の競書展・コンクール・書き初め展受賞者多数。 冬休みの宿題、書き初め・書写の特訓もしています。 誰もが楽しみながら毛筆・硬筆が上達する千鳥メソッドで、幼児さんから丁寧に指導いたします。