清く正しく美しく
夏のあいだ中お休みしていた中学生の生徒さんが、先週今までで一番のお習字を披露してくださいました。
姿勢も美しく、指先もエレガント。
筆の動きは長い腕を器用に使っていて。
さっぱりしていないお習字が、さっぱりした性格と組み合わさってなおすてきです。
気持ちよくお習字をしています、と言う感じ。
「もう少しだけ、書く事に夢中にならないでください」
そう、書く事だけに夢中になったらダメだと思います。
その理由は、きっと今お習字をしている方にはわかると思います。
ダサく言うと「情報を得る対話」は常に必要だと思うからです。
お手本をくまなく見る、
行書は流れも見逃さない、
緩やかな加減を表現する、
半紙を引目でを見る。
その後はしなやかさをプラスするための細筆を手に、とても細かいところまで「見て」書いていました。
問題ない長さか、おかしな重なりはないか、なども気にしていらっしゃいましたね。
あのちょっと大人びた発想に、これだからお習字ってやめられない、とゾクゾクしました。
私のことを「もっと濃~~い人だと思ってきたので、ぜんぜん耐えられる」
こんな感想も頂きました。
社会の評判は怖いものです。
あなたのお母さまの子育てへの情熱。
私も後に続いて行こうと思います。
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