つなげる魅力
画仙紙課題に入りました。
ご家族の皆さまいつもご協力ありがとうございます。
みんなそれぞれのペースで無理をせず、且つ、果敢にチャレンジしていてくれてました。
経験を積んできたやり手の生徒さんは、大胆な筆づかいを披露してくれました。
初めてだったりまだ画仙紙に抵抗を感じている生徒さんにとって慣れない大きな課題は、一つ気をつけると、その前に練習した事が抜けちゃいますね。
きれいに払ったり止めることに気を取られていると、さっきまで気をつけていたところがむざむざとゆるみますね。
大きさや墨汁の量だとか、始筆の向きや進む方向だとか。
でもそこが、お習字の魅力だなあと思うんです。
ひとつひとつ道筋に注意して、動きの中でふさわしい形に繋げることを注意していかなくては、いざ書いてみた時に、てんでばらばらってことになっちゃいます。
繋げる、、、
ひとつ手前のことを忘れずに、今の部分に意識を注いで次のところでまた一つ気をつける。
走り過ぎる人には、留まる知恵を。
次々と書くことばかりに気が行き過ぎて、全体が見えなくなっちゃう人にはもっとお手本を見る知恵を。
少しずつ仕上がっていく画仙紙を感じながら、今週は、何か自分の作品についてわかったこと、見えてきたことがありましたか?
繰り返し、繰り返して、繋げて繋がっていってください。
そしたら次のお稽古でハっとすることが見つかってくるよ。
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