やる気も、前向きな考えも
幼児さんや小学校低学年ですと、最初は10分、15分も集中して字を書くことができません。
しかし、添削されて、花丸をたくさんもらってもっときれいに書くにはどうしたらいいかと練習するにつれ、目の前の作業に向かう集中力が身についてきます。
いきなり、「きれいに書きなさい」と頭ごなしに言ってもできっこありません。
これは、その子が怠慢だったり、反抗的だったりするわけではなくて机に向かって集中して作業をするというスキル、習慣が身についてないからだと思います。
そういった基本的な集中力もお習字教室で自然と身についてきます。
そんなこと当たり前じゃないのと思うかもしれませんが、これがとても大切なことです。
お習字の場合、筆を使い終わった後きちんとお手入れしないと、墨汁で固まってしまって次のお稽古で使い物にならなくなります。
きれいな字を書くには、お道具のお手入れをしっかりしなければいけないと自然に子供は学習し、「キレイな字を書く」という目的達成のために自ら道具のお手入れをしっかりやるようになります。
道具のお手入れや環境を整えるというのは、目的ではなくプロセス。
そのプロセスの大切さも学習するのです。
これは、スポーツも勉強もしかり。
それらをひっさげて、この度幼児さんの書道展では出品した全員が入賞することができました。
中には半切作品に挑戦して県知事賞を受賞した生徒さんもいらっしゃいます。
おめでとうとともに立派で惚れ惚れします。
小学生も、中学生も、書道展に出品した生徒さんは上位の賞を受賞することができましたし、学校書写で都展に選ばれるという最終目標も達成することができました。
これで幼児さんも小学生になる準備は万端!
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