自信でつなぐお習字
お習字を書いている時は顔つきや眼差しも普段と異なります。
この日は大田区立中学校の席書会。
中1のポジションで「練習したものを出し切ってやる」というところと「練習以上の成果を!!!」的な意思があります。
そのときは、腕がへなへなではいけないし、気持ちも沿わせて、すべてが心もとないつながりではいけないと思っています。
そして集中してくると頭が下に下がってきますので、集中してくる、お習字がのってくるときほど息を細く長く吐いてもらっています。
その呼吸が精神状態でコントロールされることも経験で知っているからです。
書いている最中に「視線は全体にもってきて」っていう視野の拡大も必要だと思います。
「それでいいよ、そのままですごくいいじゃん!」っていう自分への自信づけも欠かせません。
私もお教室では、よく書けています、上手になってきています、なんて言わずに「いいじゃん!」と言いますが、それって適当じゃない?って感じる方もいるけれど、「〜〜〜です!」だと、こちらも呼吸がどうも違ってしまう。
生徒さんは正座をして無防備な状態。
そこに「ここはこうです。こうやります、このようにします!」では強すぎるもんね。
今週は小学生が福島県の書道展表彰式に出席、大田区書き初め展のクラス代表に選ばれた生徒さんらが小学校の朝会で表彰、そして中学生席書会。
こうしてみんな自信をつないでお習字に引き寄せられる。
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