わくわくの日
忙しい毎日、予定がいっぱい詰まった一週間を送っている生徒さんがほとんどだと思いますが、お稽古を受けるときは、「この日はお習字の日」とちょっとでもわくわくして欲しいと思います。
体験をされる方の中には、1ヶ月も前からご予約を頂く方もいらっしゃって思い立ってお習字!の日でわくわく、ずっと通っている生徒さんもわくわくが習慣になっているといいな。
長年お習字愛好家の私ですが、お習字は心を和らげることができるんじゃないかと思っています。
私は課題を出来るだけ、短期間に書けるようになることや、効果的に、と言うのが正しいかはわかりませんが、お手本に近づくような忠実な作品をしっかり書けるようにしていくのが本来の仕事です。
しかし、私はもう一歩進んだお習字との付き合い方をオススメしております。
お稽古を受けて、自分の文字の癖、筆づかいの弱点を見直して、同じ問題を、違う課題になっても再び抱えないようにしてほしい!と思います。
とめ、はね、はらい
そういったものを、少しずつ通過して、
ひらがなでも漢字でも臆することなく書いていただきたいのです。
お稽古を受けて、上手に書けて、気持ちがいい状態、気持ちのいい感覚を覚えこんで、
自分のリズムが落ち目のときにもちゃんと思い出したり気付くことが出来るといいなと思います。
お教室では、学校書写のアドバイスから、苦手な課題の克服法などもお話させていただいています。
少しでも、お稽古を受けた直後から、実践でも普段にも嬉しい変化が起きればいいな、そう思っています。
そして「ママに見せたら褒められた!」って嬉しそうに話してくれる生徒さんはみるみるうちに上達しています。
おうちでは毎日毎日、子どもを褒め続けようと思っても、なかなかチャンスが見つからないこともあると思うので、持ち帰った作品をいっぱい褒めてもらえるお稽古日は、ママも生徒さんもわくわくの日。
例えまだまだ練習中の作品でも褒めてくれているママたちにも感謝です。
その生徒さんが持っている武器を最大限に引き出すために努力をしていますが、
お稽古の「受け方」の姿勢でも、お習字の効果をより素晴らしいものに出来る、ということを知ってわくわくして欲しいと思います。
0コメント