書道展作品練習が始まりました

この季節は書道展出品に向けて、

みんなたくさんの作品に挑戦します。

それはそれはたくさん書きます。

1枚、また1枚、毎週課題と向き合う時間になります。

書道展の出品は強制ではありませんが、

ほとんどの生徒さんが参加してくれています。


何か書きたい課題はある?

絶対書かなきゃいけないわけじゃないんだよ、と言っても

私は何を書けば良いですか?

僕は○○って書いてみようかな。

じゃ、●●はどう?

◎◎もいいかなぁ。

と、やり取りをして、練習が始まるのです。


とても長い時間、ずっと書き続けると、

だんだん出品するくらいの出来栄えになって来て、

いよいよ完成の時。

この時がとてもうれしい時間です。


最初に書き始めて、どうなるか不安だらけだったあの時間から

どんどん上達していろいろ整理しながら仕上げていきますが、

どうしたらいいの?

ってことを見極めて、ちょっとしたことを伝える能力が

指導者のセンスだと思います。

私も、まだまだ完璧とは言えない部分です。


本格的に書道展の練習をし始める頃、

夏の終わりが近づいたなぁと思います。

夏が終わるってことから季節の移り変わりを知り、

そこに心を奪われていくようになると、

風が涼しくなると

切ないと同時に、心が落ち着いてほっとする。

それって、心と身体が内側に少しずつ寄り添い始めたしるしです。


そのサインがきっかけとなって、

秋にも作品を書き、

冬の書写展に向かって行きます。

今年は4名。

入賞おめでとう!

千鳥習字教室

大田区にある、日本習字のお手本での教育書道。 大田区書き初め展・都展選出実績多数。全国の競書展・コンクール・書き初め展受賞者多数。 冬休みの宿題、書き初め・書写の特訓もしています。 誰もが楽しみながら毛筆・硬筆が上達する千鳥メソッドで、幼児さんから丁寧に指導いたします。