書道展と表彰式

美術館は好きです。

とてもお世話になっている素敵な方から

初めてお会いした時に話してくださった

念願の書道展にお誘いいただきました。

この方はたくさんの美術館に足を運ばれます。

美しいものを好む人というのは、

こんな風に目を奪われるほど眩しくなれるのか~、と

いつも我が歴史を悔やむほど。


書道展はあちこちお邪魔させていただきますが、

今回お邪魔させていただいた書道展は初めてで、

皆さんかなり熱心にじっくりと魅入ってらっしゃいました。


なんといっても、受賞された方の解説付きと言いますか、

想いを語る場が設けられお話が聞けるのですから、

展示品ひとつからも、たくさんの面白さが浮かび上がってきました。


ちょうど伺った時にお話しになっていたのは、

夏の暑い時に苦しみながら生まれた作品であったと言うお話でした。

「今だからその壮絶さも笑って言えるけどね」と言う雰囲気は

きっと受賞の喜びと作品への愛情で、いとも明るくお話になっていましたが、

私はそのご苦労が、思い上がりかもしれませんが、

少しだけ自分の夏とも重なったような気がしました。


その空気感とは、私と生徒さんの書道展への夏でした。

あの、毎日へこたれそうになりながらみんなで書いた書道展への夏が一瞬で蘇って、

抜け出せない時間に途方に暮れたり、パッと抜け出せて良い作品が書けた時の記憶へとさかのぼりました。

こう言った自分の体験にも触れさせてもらったり、

言葉や態度で、明るい方へ、陽の当たる方へ連れて行ってくれて、

本当にステキな時間でした。

ありがとうございました。


某所でミルクティーをいただき、

(コーヒーをこぼしてごめんなさい)

人生悩み相談を持ちかけたその答えは、

生きる事は、好きなことをみつけることだね、と思いました。


そして、好きなことをみんなに伝えたい!というところにたどり着きました。

先週はあまりごはんが食べられず、

もしや老化なのかと心配していましたが、

書道展へのお出かけのおかげで、

冬への「ノリ」が足りなかっただけだと気付きました。


いきなり寒くなって雪も見られた日。

寒い中ご一緒させていただいてありがとうございました。

たくさんお話ができて、自分の最近のパワー温存しすぎを痛感しました。

温存しておいて、いったいどこで使うと言うのでしょう。



そして午後は横浜。

その街は、街に暮らしている人が本当にその土地を、

人を愛しているのだなと、強く感じるヨコハマ。

それぞれに、伝統を継承する心がにじみ出ていながらも

身が引き締まりつつ、新しい一面を見てドキッとする街であります。

こちらは書道展の表彰式でお邪魔することができました。

会場でとても有名な先生とお目にかかることが出来て、

嬉しくて生意気にもこちらからお声を掛けさせていただきました。


先生はにっこり笑って、私なんかのこともすぐに分かって、

関係者の方々にも私を紹介してくださったり

過去に受賞したことのある子どもたちの名前も覚えてくださっていました。

なんという幸せ!

数ある中からこちらのお教室のことも記憶に留めてくださって、とても嬉しかったです。


「あなたとは初めてお会いするけれど、

あなたの作品とはずいぶん前から出会っているもの。」

とおっしゃっていただいて、

お習字って、本当に愛なんだよね、

愛の総量は決まっていないよね、と思えた嬉しい1日です。

日本と中国の素晴らしい作品もたくさん鑑賞することができました。

どうもありがとうございました。


温存していた力は、2月号へと、

そして最終号の3月号へ向けていこうと思います。

今年度も残り2ヶ月、みんなと一緒に無敵の体で越冬できればと思います。

千鳥習字教室

大田区にある、日本習字のお手本での教育書道。 大田区書き初め展・都展選出実績多数。全国の競書展・コンクール・書き初め展受賞者多数。 冬休みの宿題、書き初め・書写の特訓もしています。 誰もが楽しみながら毛筆・硬筆が上達する千鳥メソッドで、幼児さんから丁寧に指導いたします。