お習字のふりかえり
いつの間にか秋が終わり、
新しい冬が競うように寒さに向かっていく季節。
お習字は生き生きとのびやかでありたいですね。
冬に向かい上り調子のきっかけづくりのシーズンです。
墨汁と余白の距離をつくり、
筆の伸びしろを整えながら鍛えていくお習字です。
長かった夏の間は
「ストレスを超え、上手につきあおう!」
というテーマでお稽古しました。
「ほーらこうしたら上手く書けた、さっきより良くなったね、お手本を見てイメージして。こんなふうに。」
お習字でストレスをばんばん与えた夏。
ストレスを筆で思い切り感じてもらいます。
それを自分自身の力で振り切ったときの爽快感や、
ついつい隣のお友達の作品に見入ってしまう感覚を、
みんなにたくさん感じてもらいました。
小学生も中学生も、
大人のような眼差しでお習字をしてくださる子もいました。
作品に対する想いというのは、個性があります。
書けなくてつまらなかった子も、何かにヒットした子も、
楽しいけどきついお習字を体験したんだよね。
お習字の先生として動きはじめたとき、
国語で定番の物語を読むように、
算数で一生使うような計算式を習得するように、
お習字が人生の基盤のどこかに入ったらいいな、と思っていました。
続々と届く、入賞の知らせに歓喜の声が響いています。
その入選は後日こちらでも報告させていただきます。
それが整うまで、半年分のお習字と輝く栄光をご堪能ください。
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